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< 028:「足場」

2mくらいの高さに
置かれている物だって
背伸びをして手を伸ばせば
なんとか届くようになった

届かない間は
すぐに取ってくれそうな
優しそうな人を探して
走り回っていたっけ

やっと見つけた人が
怖そうなおじさんだったり
背の低いおばあさんだったり

何にも足場にできるものが
見当たらないことを知ってる
すぐには背は伸びないけれど
甘えるだけの私は恥ずかしい

ようやく話を聞いてくれた
優しい人の中には
私を肩車する人もいたりで
でもその時私はさらに
甘えることを覚える

あと20cm
あと10cm
それでも届かない
どうしても触れられない時

手を貸してくれる人は
もうほとんど皆無で
とても悲しい思いをした

相変わらずここには
足場なんて見当たらない
代わりにできるものさえも

人の手を借りるのは
確かに恥ずかしい
今まではずっと
許してもらえると思ってた
実際には許してもらってた

自分の力ではどうしても
無理なことがあるのは
誰だって当たり前

確かに届かないのに
足場も見つからないのに
ただ年を取ったというだけで
どうして恥ずかしい思いを
しなければいけない
No.116 | 2011.03.29 Tue. 20:00:00 | Edit this archive | Category - Shout | 0 Comment(s) | 0 Trackback(s)
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