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目次・
ダウンロード・事前準備・
data.txtの扱いについて・
本体の扱いについて・本体の基本操作・
フォルダ・曲の追加ダウンロード・事前準備MP3 Playtanのzipはここからダウンロードしてください。 → ■ダウンロードして展開し、「mp3_playtan」を開くと、
「mp3_folder」というフォルダと、
「font_data.swf」「mp3_playtan_player.swf(以下、本体)」「mp3_playtan_player_640x360.swf」という3つのswfファイルがあるかと思います。
「mp3_playtan_player_640x360.swf」が、冒頭で紹介しました640x360のプレーヤーです。
そのプレーヤーも使用方法は全く同じです。
「mp3_folder」のフォルダ内には、「001」「002」「003」というフォルダがさらに用意されていますが、
しばらく無視しておきます。
さて、このMP3 Playtan、横幅640px、縦幅200pxで制作していますが、
実は
Adobe Flash Playerのプレーヤーで直接動作させることを推奨としています。
というよりは、端からそれで使用することを意識して制作しました。
ちょうど、この記事の一番上にある画像がそれです。
「Adobe Flash Player 11」というタイトルが書いてあることからもお分かりいただけるかと思います。
ですが、このプレーヤー、
まずほとんどの人がPCに入っていません。
「え?普通に動画とかゲームとか問題なく動くけど」って思う方もおられるかもしれません。
それらはブラウザ用のFlash Playerであって、
スタンドアロン用のプレーヤーは普通の人は入れる必要がないため、入っていない人が多いのです。
では、このプレーヤーをどうやって手に入れるかですが。
まずは、↓のAdobeさんのサイトに向かいましょう。
http://www.adobe.com/jp/support/flashplayer/downloads.html2012年9月10日現在、
「Windows版Flash Player 11.4プロジェクターをダウンロード(EXE, 8.46MB)」と記述されたリンクがあるかと思います。これをクリックして、ブラウザの指示に従ってダウンロードしてください。
バージョンは最新でなくとも動作はするかと思いますが、念のため最新バージョンを推奨します。
ダウンロードする場所はどこでもいいのですが、
分からなければ「mp3_playtan」のフォルダの真下に置いておきましょう。
これで準備は完了しました。
data.txtの扱いについてさて、最初に無視した「001」「002」「003」あたりのフォルダに構う時が来ました。
どれでもいいのでフォルダを開くと、「001」~「010」と名付けられたMP3ファイルと共に、
「data.txt (以下、テキスト)」が同梱されています。
このテキストに各情報を書き込むことにより、
本体に「曲名」「アーティスト名」「フォルダ名」を画面に表示させることができます。
このテキストを用意しなかった場合、あるいは内容に不備があって、本体側で処理できなかった場合は、
曲名 ……
〈No Track Title〉アーティスト名 ……
〈No Artist〉フォルダ名 ……
〈No Folder Title〉という表示がされます。
例として、「003」フォルダのテキストを開くと、こんな感じになっているはずです。

&fname=とか&uname=とかいろいろありますが、
これらのイコール文字の右に何か打ち込むことで、その内容を表示させます。

分かりやすいように、記事の最初にある画像をもう一度ここに貼り付けておきます。
&unameは少し後で解説するので、今は飛ばします。
&fnameフォルダ名をここに入力します。画像の緑色の文字の場所となります。
何かのテーマに沿って曲をまとめたフォルダなら、「さわやか系の曲」のような名前をつけてもいいし、
特定のアーティストのアルバムをそのままフォルダにするなら、そのアルバム名を入力してもいいでしょう。
&tr001 ~ &tr999各曲の曲名とアーティスト名を入力します。
画像では、曲名が黄色の文字、アーティスト名が桃色の文字の場所となります。
1曲目の内容を入力する時は、&tr001、
5曲目なら&tr005、10曲目なら&tr010となります。
当然、MP3が15個しかない状態で、&tr016以降の情報を入力しても意味がありません。
また、入力方式はこのようになっています。
&tr001=┃(曲名)┃(アーティスト名)
&tr002=┃(曲名)┃(アーティスト名)「┃」の文字は、「けいせん」で変換すると出てきます。
太い縦の一本線が「┃」となります。
この文字でしっかりと区切らないといけません。
ということで、その指示通りに入力してみました。

なんだか変な曲ばかりですねぇ。
それは置いといて、これだとすごく見にくいですよね。
ミスが発覚した時も、見つけるのが大変です。
しかし安心です。
Tabキーによるスペースを入力してもエラーになりません。よって、Tabキーを押してスペースを調整すれば……。

ずいぶんと見やすくなりましたね。
さて、先程飛ばした
&unameの説明です。
例えばこんなケース。

アーティスト名が全て「ぼーかろいどといっしょ」です。
おそらく、何かのアーティストが発売したアルバムなんでしょう。
しかし、どうせ1つのアーティスト名しか入力しないのなら、
1回だけの入力にすればいいのに、って思ってしまいますよね。
10曲ならまだしも、20、30ってなってくると大変です。
そこで、
&unameの出番です。
&unameに何か1文字でも入力されていると、
そのフォルダ全曲に対して、アーティスト名を入力したとみなされます。
つまり、こんな書き方ができます。

アーティスト名を&unameに入力してしまったので、
「&tr001=┃(曲名)┃(アーティスト名)」のように入力する必要がありません。
「&tr001=┃(曲名)」だけで済むようになります (イコールの右の「┃」は絶対に必要)。
ちなみに、&unameと、曲名それぞれのアーティスト名がどちらも入力されていた場合は、
&unameの方が優先されます。
また、曲名だけに使用できる特殊な文字として、「|」があります。
Backspaceの左にあるキーをShiftを押しながら押すと、縦棒が出てきます。
これの半角バージョンです。
これを、曲名にわざと挟み込みます。
(例:「あしたの天気 |~晴れますように~」)
すると、
あしたの天気 ~晴れますように~このような表示をします。
つまり、「|」より右の文字が少し小さく表示されるということです。
用途に応じて、うまくお使いください。
ところで、このような役割を背負っているため、曲名に「|」を使えないことになりますが、
「|」を曲名に使用するような曲を今まで見たことがないので、この文字に割り当てています。
※注意※このテキストに入力できる文字は、
Shift-JIS環境で入力及び表示できる文字に限ります。
Unicodeでしか入力できない、第3、第4水準の漢字であったり、
ハートマークやアクセント付きのアルファベットは表示できません。
①②③ とか、 ㍍ とかなら入力できると思います。
Macではこの辺りの文字コードがWindowsと違うために、おかしな文字が表示される可能性があります。
また、特殊な文字でなくても、一部において、
普通に打ちこむとダメな文字があります。
&、+、% (全て半角)の3文字です。
これらの文字は、ちょっとした理由がありまして、半角で打ち込むと表示されなかったり、
プログラムに支障をきたしたりすることがあります。
ですので、これらの文字はこのように入力してください。
& …… \&
+ …… \+
% …… \%
要は、「\」の次に、問題のある文字を全角で打ち込むというわけです。
すると、画面に表示される時は、それらの文字が半角で表示されるはずです。
これらの文字を「全角」で入力する場合は、そのまま入力しても大丈夫です。
ちなみに、「\」と「¥」に関してはそのまま入力しても問題は発生しません。
本体の扱いについて・本体の基本操作<基本操作>
「待機中」は、MP3ファイルを再生していない状態のことを指します。
「再生中」は、MP3ファイルを再生している、あるいは一次停止している状態を指します。
BackSpace …… 内部スイッチON・OFF
Space …… 選択中の曲を再生 (待機中) / 再生・一時停止 (再生中)
Enter …… 待機状態に戻る
Delete …… 再生オプション変更
→ …… 次の曲を選択する / 次の曲を再生する(再生中)
← …… 前の曲を選択する (待機中) / 前の曲を再生する(再生中) /
その曲の初めに戻る (再生中かつ、演奏時間が2秒以上の場合)
↓ …… 次のフォルダに移動する (待機中) / 次のフォルダの1曲目を再生する (再生中)
↑ …… 前のフォルダに移動する (待機中) / 前のフォルダの1曲目を再生する (再生中)
→押し続け …… 早送り
←押し続け …… 巻戻し
ダウンロードしたスタンドアロンプレーヤーを起動して、
そこに「mp3_playtan_player.swf」をドラッグアンドドロップすると起動します。

地味に時計機能付き。
画面の指示通り、
BackSpaceキーを押すと、
本体内部のスイッチがONになります。
まず、本体はフォルダ「001」のデータを読みに行きます。
ここでいうデータとは、このフォルダにいくつMP3があるか、フォルダ内の合計演奏時間が何分何秒か、
data.txtの内容はどうなっているか、などです。
この時点でフォルダ「001」が存在しなかったり、そのなかにMP3「001」が存在しない場合はエラーとなります。

データの取得・処理に成功すると、
「選択中のフォルダ フォルダ内の曲数 フォルダ内の合計演奏時間」を表示します。
この画面を
待機画面と呼びます。
テキストにおいて、&fnameにフォルダ名を入力していれば、ここで表示されます。

&unameを利用してアーティスト名を入力した場合は、同時にアーティスト名も表示されます。
この場面で
Spaceキーを押せば、このフォルダの1曲目から再生します。
↑キー・↓キーを押すと、フォルダを移動します。
移動の際にはフォルダのデータを読み込みますので、ほんの数秒時間を要します。
←キー・→キーを押すと、1曲ずつの情報を見ることができます。


情報を見ている状態で
Spaceキーを押すと、その曲から再生が始まります。
Enterキーを押すと
待機画面に戻れます。
待機画面には、本体内部スイッチがONになっていれば、
いつでも
Enterキーを押すことで戻ってこられます。
フォルダ内の最後の曲を再生し終わると、次のフォルダのデータを読み込み、処理が完了次第、1曲目から再生します。
再生中に
Spaceキーを押すと、一次停止状態になります。
もう一度押すと解除され、続きから再生します。

一次停止中は(この画像ではよく分からないですが)、演奏時間が点滅しています。
この状態からでも、曲やフォルダを変更したりすることが可能です。
その場合、いきなり再生されることはせずに、「0:00」の状態で止まり続けます。
再生するには
Spaceキーです。
Deleteキーを押すと、再生オプションを変更できます。

右上に現在のオプションが表示されます。
表示なし …… 通常の状態です。
Rpt 1 …… 現在再生中の曲をずっとループします。
Rpt All …… 現在選択中のフォルダの一番最後の曲が終わると、最初の曲に戻ってループします。
Fold 1 …… 現在選択中のフォルダの一番最後の曲が終わると、
待機画面に戻ります。
Random …… 曲が終わるごとに、現在選択中のフォルダ内の曲からどれか1曲を無作為に選んで流します。
フォルダ・曲の追加きちんと「001」「002」「003」「004」……と連番になるようにファイルやフォルダをリネームすれば、
簡単に追加することができます。
フォルダに関しては、「001」以外では歯抜けの番号があっても不具合は起きませんが、
MP3は連番になってないことが判明した時点で、そのフォルダはそこまでしか曲がないと認識します。
例えば、001、002、003、005、006、007、という6つのMP3を格納していたとしたら、
003までは認識しますが、004が見つからないので、このフォルダの曲数は3曲であると認識されてしまいます。
曲数がおかしい場合は、ファイル名にミスがないか確認してみてください。
一通りの使い方は以上です。
いろいろ試してみたところ、320kbpsを何曲も何フォルダも読み込むとメモリがとんでもないことになりました。
128kbpsか160kbpsあたりが一番無理なく活用できるかもしれません。
当然といえば当然ですが、長い曲ほど、音質がいいほど読み込みも遅く、重くなりますので、
十分に気をつけてください。